閉経後、女性ホルモンはなくなる?

閉経後、女性ホルモンはなくなる?

閉経後、女性ホルモンは激減こそしますが無くなりはしません。
また、女性ホルモンが激減することで、身体に不調が現れたりとトラブルが訪れることがあります。
今回は、閉経後の女性ホルモンについて解説していきます!

1、閉経後の女性ホルモン

閉経後の女性ホルモンの変化として、エストロゲンとプロゲステロンについて閉経前と比較して解説していきます。

・エストロゲン

閉経前は卵巣から分泌され、月経や妊娠、骨の健康、皮膚の弾力などに関わります。
これまで卵巣で分泌されていたエストロゲンは卵巣機能の低下で閉経後は卵巣でのエストロゲン分泌はほとんど停止します。しかし、少量のエストロゲンは副腎や脂肪組織で作られる「エストロン」という形で分泌され続けます。

・プロゲステロン

閉経前は排卵後、黄体から分泌され、子宮内膜を維持する役割があります。
閉経後は排卵が無くなるため、プロゲステロンの分泌はほぼ完全に停止します。

ちなみに…

閉経後、女性の体内でのホルモンバランスが変わり、相対的にテストステロンなどの男性ホルモンの影響が強くなる場合があります。
顔周りの体毛が濃くなったり、声が低くなったりと影響する場合があります。

2、女性ホルモンの激減と身体への影響

女性ホルモンが激減することで、身体にさまざまな影響を及ぼすことがあります。

・骨密度の低下

骨の健康を維持する役割を果たすエストロゲンが減ることで、骨粗しょう症のリスクが増加します。

・血管や心臓の健康低下

心血管系において保護的な役割を果たすエストロゲンが激減する影響で、動脈硬化や高血圧のリスクが増加してしまいます。

・膣や尿道の萎縮

エストロゲンの減少は膣や尿道の粘膜に大きな影響を及ぼします。この変化は「尿生殖器症候群」と呼ばれることもあります。
膣の潤いや健康なph値を維持したり、膣や尿道の粘膜を健康で弾力のある状態に保つ役割をもつエストロゲンの減少により、膣の乾燥や尿道が萎縮してしまう場合があります。

・皮膚の弾力低下、シワや乾燥の増加

肌の保湿やコラーゲン生成に深く関与しているエストロゲンの減少により、皮膚の弾力性が低下し、シワや乾燥などの肌の老化現象が目立ちやすくなります。

3、減少した女性ホルモンを補う

減少した女性ホルモンを増やすことは難しいですが、食事や生活習慣、医療サポートで補うことができます。

・エストロゲン作用を持った植物を摂取する

大豆製品やゴマ、ザクロなどの植物性エストロゲン(フィトエストロゲン)は、エストロゲンに似た働きを持つ成分で、閉経後のホルモンバランスをサポートします。

・良質な脂質を摂取する

ホルモンの材料となるコレステロールは、オリーブオイルや青魚、アボカド、ナッツ類など良質な脂質から生成されます。

•サプリメント

イソフラボン、ザクロエキス、プラセンタなど、エストロゲンの代替作用を持つ成分が含まれるものがあります。

・漢方やハーブティー

ホルモンバランスを整えるものや、植物性エストロゲンが豊富に含まれるものがあります。体質に合わせてホルモンバランスをサポートします。

・ストレス管理

ストレスを溜め込むと、女性ホルモンにも深く関わりのある副腎が疲れてしまい正常にはたらかなくなってしまいます。適度な運動や趣味の時間を設けて、うまくストレスを発散させましょう!
また、生活リズムの乱れがストレスに繋がることがあります。
朝は日光を浴び、夜は早めに寝るなど、生活リズムを整えることもおすすめです。

・ホルモン補充療法(HRT)

エストロゲンやプロゲステロンを補充する治療法、。閉経後の症状が重い場合に用いられることがあります。メリットはもちろん、デメリットもあるのでよく相談して治療に臨みましょう。

4、おわりに

いかがでしたか?今回は、閉経後の女性ホルモンについて解説していきました。
閉経後の女性ホルモンは自然に減少しますが、食事や生活習慣で体のバランスを整えることは可能です。無理せず継続できる方法を選び、自分に合ったケアを心がけましょう。

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