男性ホルモン・女性ホルモンが増えすぎるとどうなる?

男性ホルモン・女性ホルモンが増えすぎるとどうなる?

以前の投稿で、女性ホルモンと男性ホルモンそれぞれのはたらきや共通点をご紹介しました。それぞれの身体に大切なホルモンですが、増加しすぎも身体に悪影響を与えてしまうんです。
今回は、男性ホルモン・女性ホルモンが増えすぎた場合の影響と、それぞれのホルモンを正常に保つための対策をご紹介します。

1、ホルモンが増えすぎると?~女性の場合~

〈女性ホルモンが増えすぎると〉
女性ホルモン増加の原因としては、肥満やホルモン補充療法の副作用が挙げられます。

・体重増加
女性ホルモンであるエストロゲンの過剰は、脂肪の蓄積を促進し、特に腰や大腿部に体重増加が見られることがあります。

・月経異常
月経周期が不規則になったり、出血が多くなる場合があります。

・乳房の腫れや痛み
乳腺が刺激され、乳房に痛みや腫れを感じることがあります。

・子宮内膜増殖症
子宮内膜が厚くなりすぎることで、出血や子宮内膜の異常が起こりやすくなります。これは将来的に子宮内膜がんのリスクを高める可能性があります。

・気分の変動
エストロゲンの増加は、感情の不安定さやうつ症状を引き起こすことがあります。


〈男性ホルモンが増えすぎると〉
男性ホルモン増加の原因としては、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)やステロイドの過剰使用、ホルモン補充療法やサプリメントの副作用が挙げられます。

・多毛症
女性の場合、顔や体に男性型の多毛が見られることがあります。

・ニキビや脂性肌
皮脂分泌が過剰になり、顔や体にニキビができやすくなります。

・声が低くなる
声が低く、男性的になることがあります。

・月経不順、不妊
月経周期が乱れるか、月経が停止することがあります。また、ホルモンバランスの乱れが、排卵の問題や不妊に繋がることがあります。

・筋肉増強
筋肉量が増加し、体つきが男性的になります。

2、ホルモンが増えすぎると?~男性の場合~

〈女性ホルモン(エストロゲン)が増えすぎると〉
女性ホルモン(エストロゲン)増加の原因として、肥満や肝臓疾患(エストロゲン代謝の低下)、エストロゲン産生腫瘍、抗アンドロゲン薬などの副作用が挙げられます。

・女性化乳房
乳房が発達し、男性であっても女性のように見えることがあります。

・性欲減退
性欲の低下や勃起不全が見られることがあります。

・体脂肪の増加
特に腹部や胸部に脂肪が蓄積しやすくなります。

・気分の変動
不安やうつ症状が出やすくなります。

〈男性ホルモンが増えすぎると〉

・ニキビ、脂性肌
テストステロンが過剰になると、皮脂腺が刺激され、皮脂の分泌が増加します。その結果、顔や体にニキビができやすくなり、肌が脂っぽくなることがあります。

・攻撃性、イライラ
テストステロンが多すぎると、攻撃性やイライラ感が増し、衝動的な行動が増えることがあります。これは、社会的・職業的な関係に悪影響を与える可能性があります。


・睾丸の縮小
外部からテストステロンを過剰に摂取すると、体が自然にテストステロンの生成を減少させます。その結果、睾丸が縮小することがあります。

・過度の性欲
一時的に性欲が高まることがありますが、長期的には性的な問題を引き起こす可能性もあります。特に、精子の生成が減少することがあり、不妊の原因になることがあります。

・男性型脱毛症の進行
テストステロンの過剰は、遺伝的要因がある場合に、男性型脱毛症(AGA)を進行させることがあります。

・血圧上昇と心臓病リスク
テストステロンが過剰な場合、血圧が上がり、心臓病のリスクが増加する可能性があります。また、血液の凝固が進み、血栓ができやすくなることがあります。

・睡眠時無呼吸症候群
テストステロンが過剰な場合、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まることがあります。これは、睡眠中に呼吸が一時的に停止する状態で、疲労感や集中力の低下を引き起こします。

3、それぞれのホルモンを正常に保つために

それぞれのホルモンを正常に保つための対策として、生活習慣の見直しが最も有効なんです。 


・食事
ホルモンの生成に必要な脂肪、ホルモンを正常に保つ抗酸化物質、血糖値を安定させる事が大切です。

不飽和脂肪酸を豊富に含むアボカド、ナッツ、オリーブオイル、魚や、フルーツや野菜、特にベリー類、緑黄色野菜、ナッツ、種子などで抗酸化物質を摂取しましょう。
また、血糖値を安定させるために、砂糖や精製された炭水化物)を避け、全粒穀物、野菜、たんぱく質をバランスよく摂ることも欠かせません。

・運動
適度な有酸素運動や筋力トレーニングは、ホルモンバランスの維持に役立ちます。運動はストレスホルモンであるコルチゾールを減少させるほか、エストロゲンやテストステロンのバランスを整えるのに役立ちます。
ただし、過剰な運動は逆にホルモンバランスを崩す原因となることがあるため、適度な運動を心がけましょう。

・睡眠
毎日同じ時間に寝起きすることで、体内時計が安定し、ホルモンバランスを整えるのに役立ちます。
また、睡眠の質を高めることも大切。静かで暗い寝室、適切な温度、快適な寝具が心地よい眠りをサポートしてくれます。

4、おわりに

いかがでしたか?今回は、男性ホルモン・女性ホルモンそれぞれ増えすぎた場合の影響について解説していきました。
それぞれ身体に必要なホルモンなのに、増えすぎても身体に悪影響を及ぼしてしまうなんて、難しいですよね。ホルモンを正常に保つために、日々の生活で出来ることから始めてみせんか?

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